ハルピン?ハルビン?

旅行に行く前、ネットで情報収集しようとグーグルやヤフーで検索を
してみたけれど、ほとんど有益な情報を調べることが出来なかった。

で、帰ってきてから気付いた。
ハルピンじゃなくてハルビンなんだと。

ハルビンと打ちかえて検索すると、確かに観光情報など役立つページが
たくさん出てくる。

でも、みんなハルンって言ってますよね?
そこがちょっと納得いかない。ピンインだと確かにBだけど納得いかない。
僕にとってはあくまでも哈尔滨はハルピンなのだ。

ええと、なんと話をしようと思ったんだっけ。
そうだ、ハルピン当日寒いはずだと思いっきり着込んで行ったら
以外にも青島の寒い日と変わらないくらいの暖かさだった。-10℃。

空港から乗ったタクシーが熱いのなんの。
ホテルにつくなり、一、二枚脱いで軽装にして出かけましたよ。

写真はホテルから500mくらいの所、何ていう所かよく分かりません。。。

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ヒマラヤを越えて

ロンボクで一晩過ごした後はどこにも寄らずにまっすぐラサに向かいましたし。
(と言ってもシガツェで一泊してますが。)

帰り道、道路の脇に野生の鶴が居たので。
おまけですね。

同行者の話では、NHK番組で鶴がチョモランマを越える映像を見たらしいです。
それを聞いて「もっと低い所飛べば楽なのに。」と呟いてしまった自分は夢のない男ですよね。。。

チベット旅行の話はお終いです。
一ヶ月近くお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回から、ハルビン氷祭り編が始まります。

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星空とチョモランマ

残念ながらまだ少しだけ続きます。

この日は、ロンボク寺にある唯一のホテルに一泊。
事前に旅行会社から聞いた情報とガイドブックにはホテルには電気が無いとあったが
最近は、太陽光か風か分からないけれど、自家発電で部屋にLEDの電球がついていた。

もっとも部屋に暖房が無いのが最大の問題で、他の人たちは食堂にあるストーブで
温まりながらソファーに横になっていたらしい。そんなんじゃよく眠れないみたいだったけど。

僕は自分の部屋で布団をたくさん重ねて寝ましたよ。
それだけじゃ足りないのでダウンを着たまま完全防備の状態になっちゃいましたが。

ただ寝るだけじゃあ、はるばる遠くから来たのに意味が無いから、日が落ちてからも
頑張ってチョモランマを撮影しました。これがまた本当に寒かった。

以前、北海道とかに旅行に行ってマイナス20度の世界を体験したことがあったので
防寒対策はばっちりしたつもりだった。総長の羅臼でもこれだけ厚着してたら暑くて
汗をかいちゃう位着込んだのに、外に10分も居ると体の心から冷えてくる。

かと言って、ホテルの中に戻っても暖房が無いから大して変わらないし。
そんなこんなで、もう少し頑張ればもっといい写真が取れたかもと思いつつもこれが限界でした。

もう一晩滞在して体が慣れてきたらまたちょっと違ったかもしれないなとも思いつつ。
ちょっとだけ残念です。

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ロンボク寺の彼女

前にも書いたけど、チョモランマのベースキャンプまで来たのは
今回が初めてではなく、2007年にも一回訪れたことがある。

前回は、今回のホテルでなく砂利道の脇に設営された観光客用の
テントに宿泊した。テントの中で大勢のお客を相手に切り盛りしているのは
まだ20歳にも満たないであろうチベット族の女の子だった。

思い出だから多少記憶の中で美化されているかもしれないけれども、
愛嬌もあるし、都会の子には無い純朴さがあって、とても可愛らしい印象が
強く残っている。

その日は、目前のチョモランマに興奮して、辺りをうろうろと動き回ってしまった為、
高山病にかかってしまい、テントの中で一晩中頭痛と戦う羽目に陥ってしまったん
だけど、彼女が一晩中そばに寄り添って看病してくれた。

朝、彼女が作ってくれた食事を美味しいと一言言っただけで、子供の様に喜んで
いたし、ランクルに乗って麓に帰る時には、映画に出てくる少女のように息が切れて
動けなくなるまで手を振りながら車を追いかけてくれた。

たった一晩テントに泊まっただけなんだけど。。。
意識が朦朧としている間に、一体どんなロマンスがあったのかと、思わず自分を疑って
しまうくらい、一生懸命尽くしてくれた事は本当に忘れることが出来ない思い出だ。

今回の旅行でもひょっとしたらもう一度彼女に会えないかなと、ほのかな希望を持って
出かけたんだけど、まあ冷静に考えてドラマ見たく、そんな都合の良い事はそうそう
起きないだろう事は分かっているつもりだった。

で、ロンボク寺の話に戻る。ガイドさんたちチベット族がみんなで参拝に行くので
僕もお願いして連れてってもらった。そんなに広いお寺でも無いので境内の仏像を
拝んで少し休んで帰ろうとしたところ、

突然、彼女がやって来た。天秤に野菜をいっぱい詰め込んで。

前会った時と違って、民族衣装を着てないし、小さかった背も伸びて少し大人になって
いたけれど、間違いなく彼女だ。あまりに突然の事だったので、びっくりして言葉が
出てこない。というか、会えると思ってなかったので何を話していいか言葉を準備して
無かった。。。

暫く固まっていると、ガイドから大きな声で呼び駆けられる。
「おーい、ぱふぱふさん。いっしょにヤクの干し肉食べましょう!」

はっきり言って今はそんな場合ではないのだが、突然襲ってきたプレッシャーから
逃げようとしたのか、何故かガイドの所に行って肉を切り分けてく貰う自分。。。
というか、この肉切ってる兄ちゃんもテントに居たよな。(仕事してなかったけど)

肉を食っている間に、いつの間にか彼女は奥の部屋に消えてしまった。

こんな事を書くと、女々しいだの、決断力が無さすぎるだの、見ていてイライラする
だの言う輩が居ることは百も承知で言わせてもらうと、あそこで彼女に声をかけ
られなかった事に本当に後悔している。

あの時、口から出かかって、結局声に出せなかった言葉はなんだろうと、寺から
戻って一晩中ずっと考えてたけど、思い出せない。旅から戻ってやっと分かった。

出来る事ならもう一度、チョモランマまで行って彼女に「ありがとう。」と伝えたい。
以上!

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